【記録】パリャーソ《雲をこえて、夏・2023》ツアー 「パリャーソ奉還町でライブする。」
文・写真/亀田豊
奉還町商店街🚶♂️のど真ん中にこんな素敵な空間があるなんて…この度のライブで初めて訪れる場所🏤
5月のいずみたく・中村八大コンサート以来の賢作さんに出迎えられたここの壁には、北欧や中東のような異国情緒溢れるトールペインティングの絵🖼️や時計🕰️が所狭しと飾られこの猥雑感は嫌いじゃない💕
センターにハーモニカの続木力、上手の壁際にピアノの谷川賢作、下手側にパーカッションの石原浩治と言う編成で始まった🎵
1曲目は🎶《路上喫煙の男》
初めて聴くナンバーだが、これがヘビースモーカーの力さんの事を表した曲と分かったのは、終演後一服するためすぐに会場を飛び出した事で分かった🚬
いきなり10分にも及ぶ長尺ロックナンバーに初っぱなから演者も観客もノリノリだ‼️
イッシーさんのパーカッションが入ったこともあり、掛け合いもピタリと決まる超アグレッシブな演奏に驚く😲
5月におーらいレコードプロデューサー紹音さんのお膝元、芳井町Ai+tani Champlooで浪花クレオールのメンバーとしてやって来たスティールパン奏者山村誠一作曲による
🎶《リトル・ナッツ・アイランド》
2009年のアルバム『Cerezo』からのナンバーで、今日は何故か力さんだけサインが抜けていたのでこのCDを持ってきていた😉
力さんがリコーダー、賢作さんが鍵盤リコーダーに持ち変えてのかわいい曲でそれぞれの音色が絡み合う様は小鳥のさえずりのように聴こえる🐤
山村さんのスティールパンの音が聴こえて来そうな楽しさに客席は笑顔に包まれ、すでに三人に魅了されていることを悟る💕
お隣は、今回のツアーすべてに参加し、夕方の部にも参加されたと言うパリャーソ常連さんで、次のタイトルを賢作さんが振るが、僕もあ〰️あれか…と思っても横文字と言うこともあって覚えていない
🎶《We Know We Forget Almost Everything But Still We Remember Something》
長いタイトルだが、始まってみればコレコレ~と頷く名曲だ🎵
2011年『Night Harvest』からのナンバーは、力さんのハーモニカの響きが子どもの頃の古き良き時代を思い出させ心に染みてくる…そう…あれは「夕飯できたで~」と夕焼けに包まれながらの帰り道だ…🌆
ここで、いつもの賢作さんのお父上谷川俊太郎さんの詩の朗読が始まる。
『子どもの肖像』から“ぼく”
「ぼくはぜったいにぼくだから
なんにだってなれる…」
この詩に続いての披露された曲が今回ツアータイトルの『雲をこえて』に繋がる
🎶《鉄腕アトム》
「空をこえて ラララ 星のかなた…」
俊太郎さんの歌詞を賢作さんが唄う…
賢作さんとは同世代なので、唄う曲、話の内容などすべてが恐ろしいほど理解が出来る😆
白黒テレビにかじりついて見ていた鉄腕アトムの未来となった現代社会に子どもの時に思っていた輝きがあるのだろうかと考える…
本日はアンコールを含めての1時間構成なので早くも本編ラストナンバーとなる😉
これも山村誠一さんの楽曲で
🎶《エルドラド》
この日の1曲目と同様に激しい乗りのナンバーにもう身体は上下左右に揺れっぱなしだ😆
センターの力さんを挟んでリズムセクションが両サイドにいるかの如く賢作さんは鍵盤を叩き捲り、終わった時は肩で息をしている😁
「息が切れたのにアンコールで用意した曲は歌モノなので手話朗読をしてから…」と再び谷川俊太郎『子どもは笑う』を賢作さんはスマホで詩をカンニングしながら手話を始める✋
「この世と戦うためにほほえむ子ども
この世と和解するためにほほえむ子ども
どんな貧しさもどんな富も子どものほほえみを奪うことは出来ない」
先日福山で、早稲田大学名誉教授で日本子どもを守る会会長のの増山均さんの講演で、子どもと一緒に楽しみ、笑いあうことが大切と話されたことと共通する。
🎶《What a wonderful world》
どこまでもつづく青い空と白い雲…
子どもたちになんて素晴らしい世界なんだろうと思ってもらえる世の中にしないとな…
三人だからこその圧倒的な音圧で繰り広げられた濃厚な1時間🕖️
短い時間でも、音楽を通して大切なメッセージを届けてくれた🎵
福山でもまた聴きたいな🎹🥁
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